製品案内

エアーパイプ(インナーベント)

ノズルの要となる部品で、充填速度・入味精度に大きく影響を与えます。
この部品を換えるだけで今ある問題が解決することも十分あります。

シール部仕様

Oリング(スタンダード)

Oリング(スタンダード)
シリコンゴムなどのOリングで充填液をシールする仕様で、現在最も使用されています。シール性は抜群で相手側になるピストンパイプ(メインパイプ)に多少傷がついたくらいでは漏れません。
ゴムの劣化により切れる事もあるので、定期的にOリングの交換が必要です。取り外しは素手で簡単にできます。

Oリング(掘込型)

Oリング(掘込型)
Oリングはめ込み部分を掘り込む事によって、ピストンパイプ(メインパイプ)との重なりでOリングが切れる危険性を極めて低くした構造になっています。
シール性もスタンダードとほとんど変わらないか若干劣る程度です。Oリングの取り外しは、柔らかいゴムだと素手でもいけますが、基本的に取りにくいので鋭利でない千枚通しなどを使って取り外しをします。

Oリング(埋込型)

Oリング(埋込型)
ノズル先端が閉じる少し上の方にOリングを埋め込んでいて、閉じた時にOリングが挟まることのないような構造になっています。その為挟み込みによるOリングの切れはなく、シール性も他の摺動部分に使われるOリングと同等の効果が得られます。
Oリングが取れることのないようきつめにOリングを埋め込むようになっているので、取り外すのにOリングを痛める事が多く、基本的に交換の時しか取り外しはしません。

金属シール

金属シール
エアーパイプ(インナーベント)とピストンパイプ(メインパイプ)の金属と金属のすり合わせで充填液をシールする仕様です。Oリングの削れカスなどほんのわずかなゴミも出したくないというところにはお薦めです。
シール部は繊細な為少しでも傷が付くと漏れの原因になるので取り扱いは丁寧にしなければいけません。

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液流出口タイプ

袴(はかま)網なし タイプ1

袴(はかま)網なし タイプ1
相手側であるピストンパイプ(メインパイプ)との摺動部分が袴の形になっています。充填液が一方向に流れるような構造で、反対側にある空気が抜ける為の穴を塞ぎにくくしています。
現在このタイプが一番多く出回っていて、何も問題がなければこの構造で良いと思いますが、袴部分の溝の洗浄が狭くてやりにくいのが欠点です。

袴(はかま)網なし タイプ2

袴(はかま)網なし タイプ2
タイプ1では円筒の下の部分がカットされた形ですがタイプ2ではその部分の円筒がない形になっています。その為液の流れはタイプ1に比べれば速くなりますが、充填液が反対側にまわりやすいので、容器によっては空気が抜ける為の穴を塞いでしまい、充填速度が落ちる場合もあります。

袴(はかま)網付き

袴(はかま)網付き
先端に網を取り付けられる構造になっています。
醤油など泡の立ちやすい液体にとても有効で、泡を抑える働きがあります。網がある分充填液の流れは悪くなりますが、それ以上に泡切れに要する時間を短縮することができるので、結果詰め速度が速くなります。泡がひどいと入味精度も悪くなるので、その点でも有用です。
網目の大きさは多種揃えていますので液種に合ったものを選ぶことが可能です。また、大きなゴミを防ぐといった働きもあります。

袴(はかま)狭口

袴(はかま)狭口
液流出口を狭くする事でわざと充填速度を落とし、泡を立たせにくくしています。効果は上記の袴網付きタイプと同様で、大きなゴミを防ぐ機能が含まれないくらいです。網付きに比べ構造がシンプルなので価格的に安く提供することができます。

羽

相手側であるピストンパイプ(メインパイプ)との摺動部分を羽1枚で支える構造になっています。一番の利点は洗浄が楽なことです。充填液を遮る部分も少ないので流速は上がりますが、袴網なしタイプ2と同様反対側にあるエア抜きの穴を塞ぐように充填液が流れる可能性がありますので、容器によっては注意が必要です。

三角

三角
上記の羽を伸ばして三角の形にしたものです。支える部分が広くなっている分、相手側ピストンパイプ(メインパイプ)との擦れが緩和され、羽に比べ金属片が出る危険性は少なくなっています。一番シンプルで丈夫にできていますが、充填液の流れが後ろにまわりやすいので、このタイプも容器によっては充填速度が出ない可能性があります。

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エア抜け補助タイプ

ダブルソロバン

ダブルソロバン
充填速度は空気の抜け具合に大きく作用され、液種・瓶種によっては空気が抜けない為詰めが不可能なものもあります。
このダブルソロバンでは、空気の通り道を広く確保できる構造になっており、鶴首瓶など瓶上部の狭い部分が長く、充填液がエア抜け穴を塞いでしまいやすい容器に有効です。
上記の液流出口タイプとうまく組み合わせることで、今まで充填不可能だったものが可能にすることができます。

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